忘れちゃいけないこと。
・音楽と記録
本日の記録。ブログの足跡機能は、読者の通知を知らせてくれるものだ。しかし、そんな誰かの一歩だけでなく、自分で書き残していくことが大事なことだと思う。
・懐かしい音の響き、DREAMS COME TRUEのいつのまに
いつのまに/DREAMS COME TURE
DREAMS COME TRUEの「いつのまに」という曲を偶然聞いた。この曲を聴くとなんだか懐かしくって涙がこみ上げてきた。懐かしくって、どこか包容力のある切ないメロディは、たくさん記憶の中にあった。例えば、MISIAの 「every thing」、 鬼束ちひろの「月光」。人は、未来に向かって生きる。前を向いて生きているときにその実体である自分を意識することを忘れてしまうこともある。それでも地に足を付けるように大地と自分が一体化するように。エネルギーが私を満たしていくように。源泉の感情に帰ることが大事だ。
・生命としての私を生きる
作家の西加奈子さんは、大地と生命を祝福する詩を書きたいっていう思いを抱いていると雑誌のコラムで読んだ。この世に生まれた全ての生命の誕生を祝福するのだと。
・感情の統制と自我との向き合い方
社会人になってから、感情をコントロールすることだけが上手くなっていった。もちろんそれは、重要なことだ。感情のコントロールは、大人としての証でもあるし、人として必要な能力でもあると言えるだろう。
それでもいつのまにか私が忘れていたのは、大事なことだった。あるドラマを見ていたら、「人前で泣けなくなったらもう大人」というセリフがあった。あっという間に大人になってしまっていたのだろう。
・ときには、思いっきり泣こう
ある時、友人が「失恋した時には、思いっきり泣くといいよ。」とDVDを見ることを勧めてくれた。そのときに私が見たのは、ベティブルーという映画だった。エキセントリックと言われる女性が愛する男との日常を描いた作品だ。この映画を見て、ピュアなベティの愛し方や求める愛を表現しきれない不器用さに思わず涙がこみ上げてきた。そのあと、感謝のメッセージを友人に送った。映画は、泣くために用意された120分の仕掛けでもない。映画には、間があるけど人生にも時々そんな瞬間が必要なんだと思う。それでもいつのまにか忘れていたんだなぁ。当たり前すぎて考えもしないこと。
・人と感情
人は、感情を持って生まれた生き物だ。それでもいつしか心を動かすことを忘れてしまっていた。ぎこちない人は、泣くことも笑うことも自然に出来たらいいのにと思う。DVDを見て楽しむことを主体的に行っても、自然に感情を動かすことはないがしろになってしまうことがあるんだなぁ。そんな風に映画を見て共感しながら、プライベートではたくさんの愛される幸せを欲しいと感じる。人間は、臆病で欲が深い生き物だ。もちろん映画を見ることには、泣くことや感情を動かすことだけでなく、さまざな意味があるだろう。
・ライター×備忘録まとめ
忘れたくないなぁと思うこと。それは、喜怒哀楽という感情は、人生にいつも付随してるのだということ。泣き笑いというのは、この歌が示してくれるように初歩的な感情であることにも気づかされた。いつのまにか生命としての命を生きることを忘れていた。手のひらには、こんな風に証が残ってるから。
今日も自然に世界と共存してこの忘れたくない気持ちを感じながら。
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